開戦の詔書

耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・

どこのチャンネルを回しても、この玉音放送(終戦詔書)が聞かれる日がやってきた。

今は流れないのかな?最近テレビをほとんど見なくなってきたのでわからないけれど

私が幼い頃は、毎年聞いていた。


それとは別に、開戦の詔書なるものがある事を知ったのは、数年前。

最後の日本兵といわれる小野田寛郎さんが、小泉元総理の靖国神社参拝とその際の発言について、思いを述べられたスピーチ動画を見た時でした。

終戦記念日靖国神社に参拝する」と公約しながら就任年は8月13日に参拝。その後も度々参拝はしたものの、全て終戦記念日以外。

当日に参拝したのは、首相在任最後の年の2006年だけ。

しかもそれを可能にしたのは米国の支持があったからだそう。(いやいや、なんで米国の支持が無いと行かれへんねん⁉︎あなたはどこの国の総理ですか)


参拝した際の「心ならずも戦争に参加し・・」の発言に、小野田さんは「私たちは、自分たちの国を守ろうと誇りを持って戦いに参加した。それを心ならずもとは・・」と悔しい思いを語ってらっしゃいました。

同じスピーチで、「どうか皆さんには開戦の詔書を読んでいただきたい。そこには、この戦争をなぜしなければならなかったのかが綴られている。こと、ここに至れり。と、戦争して立ち向かうしか無くなった状況が書かれているのです。」と。


開戦の詔書の動画も観て、内容を確認しましたが

聴きながら涙が流れて仕方なかった。

日本のことだけではなく、アジア全体のことまで考えて行動していた昔の方々に、様々な供給を断たれ、苦しい中でもなんとか戦争という道を選ばないでいようと、ギリギリまで耐えていた。

頭が下がる思いがし、同時に誇らしくも思いました。


サンフランシスコ講和会議で、日本が分割統治されそうになった時にスリランカ代表の方が語った「日本の将来に対するアジアの人々の全般的態度における彼らの感情をも述べる。日本は自由であるべき。(統治などせず独立すべき)と言った言葉の背景の意味が良くわかる内容でした。

ちなみに、アメリカが出した分割統治案では

東京は、米、英、中、ソの4カ国共同占領

北海道、東北地方はソ連

本州中央、関東、信越、東海、北陸、近畿はアメリ

四国を中国、西日本をイギリスが統治となっていたそう。

これが実現していたらと思うと、恐ろしい。


学校では、ばかな日本人が領土を広げようと騙し打ちで戦争を始めたが、結局負けた そんな感じにしか習っていなかった。

開戦の詔書だけでも。目につくように教科書に載せてくれていれば「あれ?なんか言ってる事違うよね?」と、自分で調べる事もできただろうに。

本当の事を載せない。意図的に日本を悪く書く教科書に、教育に、不信感しか感じないなぁ。


以前読んだ、青山繁晴さんの「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」をもう一度読もうと思う。

どれほどの思いで自らを犠牲にし、先の日本の為に戦ってくださった方々が居たのかを忘れない為に。

感謝を、もう一度心に刻む為に。

恥じない生き方が出来るように。